今回は少し変わった改修工事です。
公園の東屋(あずまや)の腐った柱を新しく交換しました。
3/28 加工場で、新しいヒノキの柱を加工しました。
「背割り」といって、木はそのままだと乾燥してひびが入ってしまうので、その前にわざと一部分に切り込みを入れ、それ以外のところを割れにくくします。
背割れをした部分は、別の丸太を細く刻んで、それを埋め込みます。これを埋木といいます。太い柱なので加工が大変で、熟練した技術を必要とします。
完成したこちらの柱を現場に持っていきます。
3/31 本日、花冷えの中、現地で柱の交換をしました。
4/3 本日、全ての柱の交換が終わりました。
交換後、足元を固定して作業終了です。
4/11 柱の足元を固めて、完成です。
柱の交換だけですが、特殊な加工が必要なため、10日ほどの作業工程となりました。
新しいヒノキの良い香りで、東屋で休憩していただく方に和んでいただけそうです。
さくら工房では、このような特殊な技術を必要とする改修工事も承ります。お家の気になっている事など、どんな些細な事でもぜひ一度ご相談ください。